【2026年2月最新】Google順位が乱高下する今こそ見直すべきSEOの『穴』|12月から続く変動の正体

【2026年2月最新】Google順位が乱高下する今こそ見直すべきSEOの『穴』|12月から続く変動の正体 Chat-bot
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最近、SEOってやっぱり面白いかもしれない、と思った話

SEOってやっぱり面白いかもしれない

SEO周りの仕事をしていると、ふと「SEO記事って、なんだかつまらないな」と感じる瞬間、ありませんか?

キーワードを意識して、情報をたくさん盛り込んで、画像をあちこちに入れて…。いつの間にか、誰が書いても同じような、味気ないテンプレート作業になっている。僕自身、ここ数年ずっと、そんなモヤモヤを抱えていました。「本当にこれでいいのかな」と。

でも、ここ最近。そのモヤモヤが、少し晴れてきたんです。

きっかけは、昨年の12月頃に我々がコアアップデートを分析したときのことです。その分析から、いくつかの興味深い傾向が見えてきました。

  • 「もう、有名な企業や団体っていう”看板”だけじゃ勝てなくなってきてる」
  • 「SNSの投稿をまとめただけの記事は、どんどん評価されなくなってる」
  • 「最終的には、ユーザーがそのページを見て満足したかどうかが、すごく大事」

正直、当時は「まあ、理想はそうだよな」くらいに聞いていたんです。
でも、2026年になった今、この話がものすごくリアルに感じられる出来事が、僕らの周りで静かに、でも確実に起こり始めています。

この記事では、あの12月の分析で見つけた「予兆」が、今の検索結果にどう繋がっているのか。
そして、僕たちコンテンツを作る側は、これから何をすればいいのか。そんなことを、最近の分析データと、僕自身の考えを交えながら、少し語ってみたいと思います。

1. 振り返り:我々が12月の分析で見つけた「変化のサイン」

12月の分析で見つけた「変化のサイン」

まず、今の状況を理解するために、少しだけ昨年末の状況を振り返ってみましょう。当時、我々は12月のコアアップデートを詳細に分析しましたが、全体としては比較的小さな変動でした。しかし、水面下では、後の変化に繋がる重要なサインが現れていたのです。その分析で特に印象的だったのが、3つの具体的な事例でした。

看板だけでは通用しない時代へ

一つ目は、ある有名な団体の公式サイト(.or.jp)が、長年安定していた順位を大きく落とした、という話。誰もが知っている組織だから、ドメインの信頼性は抜群のはず。でも、中身を見てみると、当たり障りのない一般論ばかりで、「ここでしか読めない情報」がほとんどありませんでした。

これって、Googleが「誰が言っているか」よりも「何を言っているか」をちゃんと見始めた、ということなんでしょうね。
いくら立派な看板を掲げていても、中身が伴わなければ、ユーザーは満足しない。そんな当たり前のことが、検索結果にも反映され始めた、という話でした。

「まとめ記事」の限界

二つ目は、グルメ系の「おすすめ15選」みたいな記事を量産していたサイトが、評価を下げたという話。
こういうサイト、よくありますよね。でも、その記事の多くは、ライターが実際にお店に行ったわけではなく、SNSの投稿を引用して、それっぽいコメントを付けているだけだった、と。

これも、一つ目の話と繋がります。そこには、書き手の「実体験」がない。その人が感じた「リアルな言葉」がない。Googleは、そういう「情報の寄せ集め」ではなく、ちゃんと一次情報、つまり書き手自身の体験や考察に基づいたコンテンツを評価したい、というメッセージなんだろうなと感じました。

実際、生成AIを使ったSEO対策でも同じような課題が指摘されています。単なる情報の再編集ではなく、独自の視点や実体験が重要になってきているんです。

「強いサイト」でも安心できない

三つ目の話が、個人的には一番ドキッとしました。
SEOに強いとされていた大手の商品比較サイトですら、サイト全体の流入はそこまで変わらないのに、「FX 比較」のような、いわゆる”稼げるキーワード”で、専門特化した小さなサイトに順位を奪われ始めていた、ということです。

これは、Googleがサイト全体だけでなく、ページ単位、もっと言えば「このキーワードで検索した人は、このページを見て満足したか?」という、ユーザーの行動レベルで評価を細かく見ている、ということに他なりません。
サイトが強くても、個別のページでユーザーを満足させられなければ、あっさり順位を譲ってしまう。そんなシビアな現実を突きつけられた気がしました。

2. そして2026年2月、気になる”ざわつき”

2026年2月、気になる"ざわつき"

さて、ここからが本題です。12月に語られていたこれらの「変化のサイン」が、年が明けた2026年2月、僕らの観測データ上にも、よりはっきりとした形で現れ始めました。

もちろん、「大変動だ!」と騒ぐほどではありません。でも、一部のサイトで、これまででは考えられなかったような順位の変動が起きている。これは、静かな、しかし重要な”ざわつき”であり、僕らに対する警鐘だと感じています。

公式発表されたDiscoverの更新

まず、公式な動きとして、Googleは2月5日に「Discover(Googleアプリのおすすめ記事欄)」に関するアップデートを発表しました[1]。その内容は、「クリックを誘うような大げさなタイトルの評価を下げる」とか、「より独自性や専門性のある、タイムリーな内容を評価する」といったもの。

これって、まさに我々が12月の分析で指摘していた「まとめ記事の限界」の話と、そのまま繋がりますよね。Googleは検索結果だけでなく、おすすめ記事の領域でも、「信頼できる、中身のある情報」を届けたい、という姿勢をより鮮明にしているわけです。

水面下で起きている「順位の入れ替え」

もっと気になるのが、公式発表のない、通常の検索結果で見られる動きです。
海外の観測データ(例えばMozCastなど)を見ても、2月中旬にかけて、検索結果が普段より大きく揺れ動いていることが示されています[2][3]

観測データ2026年2月中旬の状況僕らが感じていること
Google Discover Update独自性・専門性を重視12月の「まとめ記事の限界」の話が、おすすめ記事にも適用された感じ。
各種観測ツール(MozCastなど)検索結果が不安定な状態12月の「ユーザー行動評価」の流れが、より多くのサイトに影響し始めたのかも?

この「揺れ」の中で、実際に僕らが観測しているのは、12月に指摘されていた「強いサイトの重要キーワード喪失」と似た現象です。これまで安泰だと思われていたサイトが、特定のキーワードで、今まで見たこともなかったような専門的な個人ブログや、小規模なサイトに順位を抜かれている。そんな番狂わせが、あちこちで起き始めているんです。

これはもう、小手先のSEOテクニックが通用する世界じゃないな、と。
Googleは、僕らが思っている以上に、ちゃんとコンテンツの「中身」と、それを見た「ユーザーの反応」を評価しようとしている。2月のこの”ざわつき”は、その流れがさらに本格化しているサインなのかもしれません。

こうした変化は、AIを活用した市場調査でも明らかになっています。ユーザーの行動データを正確に把握することが、これまで以上に重要になってきているんです。

3. じゃあ、僕らは何をすればいい?

バケツの穴を塞ごう

ここまで読んで、「じゃあ、一体どうすればいいんだ」と感じている方も多いと思います。新しい記事をどんどん書くべきか、それともSNSを頑張るべきか…。

でも、こういう時こそ、焦って新しいことを始める前に、一度立ち止まって、自分たちのサイトの「足元」を見直すことが大切だと、僕は考えています。

新しい水を注ぐ前に、バケツの穴を塞ごう

よく使う例えですが、何も対策していないSEOサイトの運用は「穴の空いたバケツ」に水を注ぐようなもの。
サイト内に技術的な問題や、質の低いコンテンツといった「穴」が空いていると、いくら新しい記事(水)を注いでも、ザル状態で水が溜まっていきません。

Googleの評価基準が変わりつつある今、これまで見過ごされてきた小さな「穴」が、思った以上に評価を下げる原因になっている可能性があります。
だからこそ、新しい記事を書く前に、まずはサイト全体の”健康診断”をして、悪い部分を治してあげる。
僕らはこれを「減点法のアプローチ」と呼んでいますが、要は「引き算」から始めよう、ということです。

まずは見直したい「サイトの健康状態」チェックリスト

では、具体的にどこをチェックすればいいのか。僕らがクライアントのサイトを見るときに、特にこのご時世で重要だと感じているポイントをいくつか紹介します。

【コンテンツの負債】 – まず、ここから

この記事、本当に信頼できる?
会社情報や運営者情報、記事を書いた人のプロフィールはちゃんと載っていますか? 「いつの情報か分からない」なんてことにならないよう、更新日や参考文献は明記しておきたいところです。こういう地味な部分が、サイト全体の信頼感に繋がります。

この記事、あなたじゃなきゃ書けない?
どこかのサイトの情報をまとめただけになっていませんか? 自分の体験や、独自の分析、専門家としての意見など、「自分だから書けること」が少しでも入っていると、記事の価値はぐっと上がります。

質の低いページが大量にない?
昔作ったけど今は情報が古いページや、CMSが勝手に作った中身のないタグページ。こういうページが大量にあると、サイト全体の評価を下げてしまうことがあります。一度、サイト内の全ページを見直して、「残す」「消す」「書き直す」を判断するだけでも、効果があるかもしれません。

【技術的な負債】 – 見えないけど、じわじわ効いてくる

Googleに嫌われてない?
これは基本ですが、意外と見落としがちです。間違って検索結果に出ないようにする設定(noindexタグ)が入っていたりすると、せっかくの良い記事も誰にも読まれません。Search Consoleでエラーが出ていないか、定期的に確認する習慣は大事です。

サイト、重くない?
ページの表示が遅いと、それだけでユーザーは帰ってしまいます。画像のサイズが大きすぎないか、不要なプログラムが動いていないか、一度確認してみることをお勧めします。PageSpeed Insightsなどのツールで、サイトの速度を計測してみましょう。

新しい視点:滞在時間を「会話」で伸ばすという考え方

そして、もう一つ。最近のSEO対策として、僕らが特に注目している新しい視点があります。
それが、AIチャットボットの活用です。

「チャットボットがSEOに?」と意外に思うかもしれません。
でも、これには明確な理由があります。それは、SEOで非常に重要視される指標の一つ、「滞在時間」を劇的に伸ばす可能性を秘めているからです。

考えてみてください。ユーザーは、ただ長い記事を上から下まで読むだけだと、途中で飽きてしまうことも多いですよね。でも、そこに会話ができる相手がいたらどうでしょう?「これってどういうこと?」「もっと詳しく教えて」と、まるで人と話すように対話しながら情報を得ることができれば、ユーザーは自然と長くページに留まってくれます。

最近、Googleで検索すると、AIが直接答えを生成する「AI Overviews」が当たり前になってきました。
これは、Google自身がユーザーを「AIとの対話」に慣れさせようとしている、とも考えられます。そんな時代に、せっかく自分のサイトに来てくれたユーザーに対して、一方的に情報を提供するだけでは、もしかしたら物足りないのかもしれません。
「このサイトは、すぐに答えをくれないな」と思われたら、ユーザーは離れていってしまう。
そう考えると、サイトにAIチャットボットを置くことは、もはや当たり前の”おもてなし”になっていくのではないでしょうか。

実は、弊社でもAIチャットボットを開発しているので、少しだけ宣伝させてください。
僕らが作っている「AI スミズミ」というチャットボットは、ただ質問に答えるだけではありません。
最大の特徴は、画像や動画を会話の中で見せられること。

例えば、ホテルや旅館のサイトなら、「海の見える部屋はどこ?」と聞かれたら、言葉で説明するだけでなく、その部屋からの眺めがわかる写真や動画をパッと見せてあげることができます。
不動産のサイトなら、ハザードマップやモデルルームの写真、近所のスーパーや学校の様子まで、視覚的に伝えることが可能です。これって、ただのQ&Aツールを超えた、強力なマーケティングツールだと思いませんか?

もしご興味があれば、ぜひ「AI スミズミ」で検索してみてください。ユーザーの満足度を高め、滞在時間を伸ばす。そんな新しいSEO対策の可能性を感じていただけるはずです。

どうやって進める? おすすめの診断ステップ

とはいえ、全部一気にやるのは大変ですよね。なので、僕らはいつも、こんな順番で進めています。

  1. 影響が出ているページを探す: まず、Search Consoleを使って、今回の変動で順位やアクセスが「実際に下がったページ」を探します。
  2. 共通点を探る: 次に、下がったページに何か共通点がないか、じっくり眺めます。「古いテンプレートを使っている記事ばかりだ」とか「特定のカテゴリの記事が弱いな」とか。その共通点が、サイトの弱点である可能性が高いです。
  3. 効果の大きいところから手をつける: 弱点が見つかったら、いよいよ修正です。このとき、1つの修正でたくさんのページに良い影響があるもの(例えば、全ページ共通の運営者情報を充実させる、など)から手をつけると、効率的です。
  4. 土台が固まったら、新しい記事を: サイトの健康状態が良くなって、初めて新しい記事の追加や、先ほど紹介したようなAIチャットボットの導入といった「足し算」の施策が最大限に活きてきます。

もし、サイト全体の見直しが必要だと感じたら、信頼できるホームページ制作会社に相談するのも一つの手です。プロの目線で、見落としていた問題点を指摘してもらえるかもしれません。

最後に:SEOは、やっぱり面白い

SEOは、やっぱり面白い

ここまで長々と書いてきましたが、僕が今、一番感じているのは、冒頭にも書いた「SEOって、やっぱり面白いかもしれない」という、ポジティブな気持ちです。

一時期は、小手先のテクニックや情報量ばかりが重視されて、なんだか虚しい作業のように感じていました。
でも、Googleの評価が「ユーザーのリアルな反応」を重視する方向に進んでいる今、もう一度、僕らコンテンツを作る側が、ちゃんとユーザーと向き合う時代が来たんじゃないか、と。

しっかり内容を書きさえすれば、たとえ個人の小さなサイトでも、大手企業に勝てるチャンスがある。自分の言葉が、それを必要としている誰かに、ちゃんと届く。

そう考えたら、なんだかワクワクしてきませんか?

今回の”ざわつき”は、僕らにとって「サイトの本質的な価値とは何か」を改めて考える、良い機会なのかもしれません。この記事が、そのための何か少しでもヒントになれば、とても嬉しいです。


参考文献

[1] Google Search Status Dashboard. (2026, February 5). February 2026 Discover update. Retrieved from https://status.search.google.com/incidents/mYbNTqV1ytDc2fA8hUz4

[2] Schwartz, B. (2026, February 15). Google Search Ranking Volatility Remains Heated Through Weekend. Search Engine Roundtable. Retrieved from https://www.seroundtable.com/google-search-ranking-volatility-remains-heated-40927.html

[3] Moz. (2026, February 16). MozCast. Retrieved from https://moz.com/mozcast/


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著者:デジタルレクリム株式会社 代表取締役 | AIマーケティング専門家

中村匠吾(なかむら しょうご)は、デジタルマーケティングとAI活用を専門とする経営者。20代前半からウェブ制作業界でキャリアを積み、デジタルレクリム株式会社を設立。「デジタルの力で企業と顧客を結ぶ」を理念に、AI・ChatGPTを活用したマーケティング手法で企業のDX推進を支援。2024年11月、著書『もしも、Chat-GPTがあなたの仕事の悩みを解決してくれたら ~杏奈と探る、AIとの付き合い方~』(デザインエッグ社)を出版。

著者:デジタルレクリム株式会社 代表取締役 | AIマーケティング専門家をフォローする

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