PCでYouTubeを開いたとき、左メニューの「登録チャンネル」欄に配信中(LIVE)のチャンネルが上部にまとまって表示されなくなった——そう感じているなら、あなたの設定ミスではありません。これは2026年2月下旬にYouTubeが行った仕様変更によるものです。海外のRedditコミュニティ(r/youtube)でも「昨日まで普通に上にまとまっていたのに、今日突然変わった」という報告が同時多発的に寄せられており、複数ユーザーによる調査の結果、バグではなくYouTubeによる意図的な変更であることが確認されています。
この記事では、変更の実態と原因をファクトに基づいて整理したうえで、今すぐ使える現実的な対処法を順番に解説します。
何が変わったのか

これまでYouTubeの左メニューに表示される登録チャンネルの一覧では、リアルタイムで配信中のチャンネルが自動的に上部にグルーピングされ、一目で誰が配信しているか確認できる仕様になっていました。
それが現在は、配信中かどうかにかかわらず、すべてのチャンネルがひとつの並び順で混在して表示されるようになっています。ユーザーによって「アルファベット順に並んでいる」「最新アクティビティ順になっている」と状況が異なるのは、それぞれが /feed/channels(すべての登録チャンネル管理ページ)で設定しているソート順に、サイドバーの表示が連動するようになったからです。Redditユーザーの調査によってこのメカニズムが確認されており、「いまのサイドバーの並びは、登録チャンネル管理ページのソート設定そのままになっている」と報告されています。
なぜ元に戻せないのか

YouTubeの登録チャンネル表示には、ユーザーが自由にドラッグして順番を入れ替える機能はありません。使えるソート基準は「関連度順」「新しいアクティビティ順」「名前順(A-Z)」の3種類のみで、いずれも「配信中チャンネルを最上段に固定する」という設定には対応していません。
つまり、今回の変更によって「LIVE優先」という特別扱いのロジックが外れた結果、ユーザー側に戻す手段がない状態になっています。YouTubeから公式なアナウンスは出ていませんが、これは設定の問題ではなくプラットフォームの仕様そのものであるため、「どこかの設定を変えれば直る」という解決策は基本的に存在しません。
現実的な対処法

設定で完全に元通りにすることはできませんが、「配信中のチャンネルを素早く見つける」という目的は、別の導線に切り替えることで十分に達成できます。
対処法1:登録チャンネルフィードの「ライブ」フィルターを使う(最も確実)
左メニューではなく、登録チャンネルのフィードページ(youtube.com/feed/subscriptions)から配信中を探す方法です。このページの上部には「今日」「未視聴」「ライブ」などのフィルタータブが表示されており、「ライブ」を選ぶと登録チャンネルのうち現在配信中の動画だけを一覧表示できます。
9to5GoogleやiDownloadBlogの解説でも確認されているように、このフィルターは「ライブ配信とYouTubeプレミアのみを表示する」機能として正式に提供されているものです。左メニューのサイドバーにこだわるより、このページをブックマークしておくほうが今後の操作がずっとスムーズになります。PC版ブラウザでは表示のされ方がアカウントや環境によって多少異なる場合がありますが、表示されていれば最優先で活用すべき手段です。
対処法2:/feed/channels のソート順を「新しいアクティビティ」に変更する

完全な解決策ではありませんが、サイドバーの並びを少し改善できる可能性があります。youtube.com/feed/channels にアクセスし、右上のソートボタンから「新しいアクティビティ」を選択してみてください。配信開始もチャンネルのアクティビティとして扱われるため、最近動きのあったチャンネルが上に集まりやすくなります。前述の通り、このページのソート設定がサイドバーに反映されるという報告があるため、試してみる価値はあります。
ただし「配信中かどうか」を基準に並び替える機能ではないため、あくまで近似的な改善であることは念頭に置いておいてください。
対処法3:よく見る配信者には通知(ベル)を設定する

根本的な解決策として最も安定しているのが、チャンネルごとの通知設定です。見逃したくない配信者のチャンネルページを開き、「登録済み」ボタン横のベルアイコンをクリックして「すべての通知を受け取る」に設定しておくと、配信が始まった瞬間にブラウザ通知やメール通知が届きます。UIの並び順に依存しない仕組みなので、今後YouTubeがサイドバーの仕様をどう変えようと影響を受けません。登録チャンネル数が多い人は、特に重要な配信者だけに絞って設定するのが現実的です。
対処法4:Chrome拡張機能「Subscription Feed Filter for YouTube」を導入する(上級者向け)
より細かくフィードを管理したい場合は、Chromeウェブストアで公開されているサードパーティ製拡張機能「Subscription Feed Filter for YouTube」を活用する方法もあります。Live・Streamed・Shorts・未視聴・キーワードなど複数のフィルターを登録フィードやプレイリストページに追加できる拡張機能で、Chromeウェブストアで実在が確認されています。
導入にあたっては、拡張機能が要求する権限の内容やレビューを事前に確認し、自己責任のもとで判断してください。
「自分のPCだけおかしい?」と感じたら

同じ症状が出ているユーザーが世界中で同時多発的に報告されているため、個人の環境固有の問題ではない可能性が高いです。それでも念のため切り分けたい場合は、シークレットウィンドウで再現するか確認する(拡張機能の影響排除)、別ブラウザで試してみる、別アカウントで動作が異なるか確認する、といった手順で原因の絞り込みができます。これらすべてで同じ状況であれば、YouTube側の仕様変更と判断して問題ありません。
まとめ

YouTube左メニューの登録チャンネル一覧で配信中が上に来なくなったのは、2026年2月下旬にYouTubeが行った意図的な仕様変更です。「配信中優先」のロジックが廃止され、サイドバーの並びは /feed/channels で設定したソート順に連動するようになりました。ユーザー側で設定を元に戻すことは現時点では基本的にできません。
対策として最も実用的なのは、登録フィードの「ライブ」フィルターをブックマークしておくことです。次いで、見逃したくない配信者へのベル通知設定が長期的に安定した運用につながります。YouTube側の仕様変更は今後も続く可能性があるため、左メニューの並び順に依存しない導線を習慣にしておくことが、現状の最善解といえます。

コメント