2026年4月末現在、「AI開発を中心としたノートブック」を選ぶ難しさは、単純にCPUやメモリの数字だけでは判断できないところにあります。
丁度私も仕事用PCに物足りなさを感じ、今年のGWには新しいノートPCを購入し、GWのお休み中に設定等終えておきたいと思い、探し始めました。
主な業務はAIエージェント開発、AIを使ったLP・Web制作、ライト寄りのAI動画制作、そしてAIによる資料作成のため、求められるのは「ベンチマークで最速のマシン」ではなく、ブラウザ、エディタ、Docker、AIツール、デザインツール、資料作成アプリを同時に開いても作業が止まらないマシンです。
今回は限定的な内容になりますが、今回私と同じ条件でノートブックを探している方のため、記事では「AIのために何十万円も追加して本当に意味があるのか」「MacとWindowsのどちらが現実的なのか」「GPU付きノートは必要なのか」という目線で、2026年4月末時点のおすすめを5台に絞って紹介したいと思います。
まず、AI開発用ノートブックに必要な条件

今回の用途では、ローカルで大規模言語モデルを本格的に学習するというより、Claude、ChatGPT、Gemini、Cursor、Windsurf、VS Code、Figma、Canva、Notion、Gamma、Premiere Pro、DaVinci Resolve、Dockerなどを組み合わせて使う場面が中心になります。つまり、重要なのはピーク性能だけではありません。
| 見るべきポイント | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| メモリ | 最低24GB、推奨32GB以上 | AIエージェント開発ではブラウザ、IDE、Docker、複数のAIツールを同時に開くためです。 |
| ストレージ | 最低1TB推奨 | 動画素材、生成画像、開発環境、ローカルモデルを置くと512GBは早めに厳しくなります。 |
| GPU | 必須ではないが、AI画像・動画では有利 | CUDA対応ツールやStable Diffusion、ComfyUI、DaVinci Resolve系の処理ではNVIDIA RTXが強いです。 |
| バッテリー・静音性 | 長時間作業なら重要 | カフェ、出張、GW中の集中セットアップでは電源に縛られないことが大きな価値になります。 |
| 国内入手性 | GWに買うなら必ず確認 | スペック上は魅力的でも、日本で在庫がないモデルは購入計画に入れにくいためです。 |
| 画面 | 14〜16インチ推奨 | LP制作、資料作成、動画編集では縦方向と色の見やすさが効きます。 |
AI PCという言葉が広がっていますが、現時点ではNPUだけを見て選ぶより、CPU、メモリ、GPU、ストレージ、画面、バッテリー、そして国内で実際に買えるかまで含めて判断するほうが失敗しにくいです。特に生成AIを使った制作では、NVIDIA GeForce RTX AI PCsでも、RTX GPU搭載PCによるAI対応アプリ、ローカルAI、NIM microservices、LM Studio、ComfyUIなどの活用が紹介されています。
2026年4月時点の候補一覧

まず、今回紹介する5台を用途別に整理します。価格は構成や販売店、時期によって変わるため、あくまで2026年4月時点での参考として見てください。
| 用途 | 機種 | 推奨構成の目安 | 日本での入手性・価格感 |
|---|---|---|---|
| 総合おすすめ | MacBook Pro 14インチ M5 Pro | M5 Pro / 24GB〜48GB / 1TB | 価格.comではM5 Pro / 24GB / 1TBが約34万円台からの表示あり |
| 軽さ・価格重視 | MacBook Air M5 | 24GB〜32GB / 1TB | Apple公式は13インチ184,800円から、15インチ219,800円からの価格帯 |
| AI動画・画像生成重視 | ASUS ProArt P16 H7606 | RTX 5070 / 64GB / 2TB | 価格.comのASUS ProArt P16 H7606検索結果ではRTX 5070構成が449,800円からの表示あり |
| 小型Windows RTX機 | ASUS ROG Zephyrus G14 GA403系 | RTX 5070 / 32GB / 1TB | 価格.comのROG Zephyrus G14 GA403検索結果ではGA403WPが379,800円からの表示あり |
| 開発者・法人向け | Lenovo ThinkPad P1 Gen 8 | RTX PRO 1000/2000 / 32GB〜64GB / 1TB以上 | 日本向け発表では542,300円(税込)より、受注生産寄りの位置づけ |
この表で重要なのは、単なる性能比較ではなく、今すぐ買える現実性です。ゴールデンウィーク中に環境構築まで進めたい場合、スペックだけでなく在庫、納期、国内保証、キーボード配列、販売店の有無まで確認しておく必要があります。
おすすめ1:Apple MacBook Pro 14インチ M5 Pro

最初におすすめしたいのは、Apple MacBook Pro 14インチ M5 Pro です。今回の用途で「1台だけ選ぶなら何か」と聞かれたら、私はまずこのモデルを候補にします。
AppleのMacBook Pro公式仕様では、M5 Proモデルは15コアまたは18コアCPU、16コアまたは20コアGPU、307GB/sのメモリ帯域を備え、M5 Pro / M5 Max系ではThunderbolt 5、HDMI、SDXCカードスロットも搭載されています。また、M5 Proの14インチモデルはビデオストリーミング最大22時間、ワイヤレスWeb最大14時間とされており、AI開発、Web制作、資料作成を移動先で進める用途にも向いています。
このモデルの強みは、開発環境と制作環境のバランスです。CursorやVS CodeでのAIエージェント開発、Next.jsやAstroを使ったLP制作、FigmaやCanvaでのデザイン確認、KeynoteやPowerPointでの資料作成、軽い動画編集までを1台でかなり快適にこなせます。ファンノイズが比較的少なく、バッテリー持ちが良い点も、長時間の集中作業では大きなメリットです。
| 項目 | おすすめ構成 |
|---|---|
| CPU/GPU | M5 Pro、できれば上位GPU構成 |
| メモリ | 24GBでも可、長く使うなら48GB推奨 |
| ストレージ | 1TB以上 |
| 向いている人 | AIエージェント開発、Web制作、資料作成、軽い動画制作を1台でやりたい人 |
| 注意点 | CUDA前提のローカルAIツールを重く使うならWindows RTX機のほうが向く場合があります。 |
買うなら、最低ラインは M5 Pro / 24GB / 1TB です。ただし、Docker、複数ブラウザ、動画素材、ローカルLLM検証まで考えるなら、可能であれば 48GB / 1TB に上げたいところです。AI開発用途では、CPUを少し上げるよりも、メモリとストレージをケチらないほうが満足度が高くなりやすいです。
おすすめ2:Apple MacBook Air 13インチ/15インチ M5

次におすすめしたいのが、MacBook Air M5 です。Apple NewsroomのM5 MacBook Air発表記事では、標準ストレージが512GBに引き上げられ、最大4TBまで構成できるようになったと説明されています。さらに、AppleのMacBook Air公式仕様では、M5は10コアCPU、最大10コアGPU、16コアNeural Engine、153GB/sのメモリ帯域を備え、メモリは16GBから24GBまたは32GBへ構成可能です。
MacBook Airの魅力は、軽さ、静音性、価格のバランスです。13インチは約1.23kgで、ファンレスなので作業中に音が出にくい点も魅力です。LP制作、AIライティング、資料作成、ブラウザベースのAIツール、Cursorでの軽〜中規模開発であれば、かなり現実的な選択肢になります。
| 項目 | おすすめ構成 |
|---|---|
| CPU/GPU | M5、10コアGPU構成が望ましい |
| メモリ | 24GB以上、できれば32GB |
| ストレージ | 1TB以上 |
| 向いている人 | カフェや外出先でAI開発・Web制作・資料作成をしたい人 |
| 注意点 | ファンレスなので長時間の動画書き出しや重いローカル生成AIには向きにくいです。 |
MacBook Airを選ぶ場合、16GB / 512GBの最小構成は通常用途なら魅力的ですが、今回のようなAI制作・開発用途では少し心もとないです。買うなら 24GB / 1TB、長く使うなら 32GB / 1TB をおすすめします。動画制作を本格化する予定があるならMacBook Proにしたほうが安心ですが、ライトなAI動画、LP制作、資料作成が中心なら、Airでも十分候補になります。
おすすめ3:ASUS ProArt P16 H7606

WindowsでAI制作をしっかりやりたい人には、ASUS ProArt P16 H7606 がかなり魅力的です。ASUS ProArt P16 H7606公式仕様では、AMD Ryzen AI 9 HX 370、NPU最大50TOPS、最大NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7、またはRTX 5070 Laptop GPU 8GB GDDR7などの構成が用意されています。メモリは最大64GB LPDDR5X、16インチOLEDディスプレイ、Wi-Fi 7、90Whバッテリー、重量は構成により約1.85〜1.95kgです。
この機種は、AI動画制作や画像生成もやりたい人向けのクリエイターPCです。Premiere Pro、DaVinci Resolve、ComfyUI、Stable Diffusion系、ローカルLLM、3Dや画像生成ツールを使う場合、NVIDIA RTXのCUDA・Tensor系アクセラレーションが効く場面があります。
| 項目 | おすすめ構成 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
| GPU | RTX 5070以上、予算があればRTX 5090 |
| メモリ | 64GB構成が理想 |
| ストレージ | 2TB以上 |
| 向いている人 | AI動画、画像生成、CUDA系ツール、Windows制作環境を重視する人 |
| 注意点 | MacBookより重く、価格も高めになりやすいです。 |
今回の用途が「ライト寄りのAI動画制作」までであれば、RTX 5070構成でもかなり強力です。Windows系のAI制作ノートとしては高額ながらも、国内価格感を見ると現実的な候補に入ります。逆に、ローカルで動画生成や画像生成を本格的に回す可能性があるなら、GPU VRAMの大きい上位構成を検討する価値があります。ただし、RTX 5090構成は価格が跳ね上がるため、今回はRTX 5070 / 64GB / 2TB あたりを現実的な推奨ラインにしようかと思います。
おすすめ4:ASUS ROG Zephyrus G14 GA403系

より小型で、NVIDIA RTX搭載の高性能ノートを探すなら、ASUS ROG Zephyrus G14 も候補になります。ただし、ここは少し注意が必要です。ASUS ROGの海外公式ページでは、2026年モデルとしてIntel Core Ultra 9 386Hと最大RTX 5080 Laptop GPUを搭載するGU405系が紹介されています。一方で、AMD Ryzen AI 9 465とRTX 5060 Laptop GPUを搭載するGA403系も掲載されていますが、日本で2026年4月時点に現実的に探しやすいのは、価格.comで掲載が確認できる GA403WP / GA403WM系 です。
G14はゲーミングブランドですが、実際には小型のAIクリエイター・開発マシンとして見ても優秀です。14インチで持ち運べるサイズに、RTX 50シリーズ、OLEDディスプレイ、高速メモリを詰め込んでいるため、外出先でもAI画像生成、軽い動画編集、Web制作、開発環境をまとめて使いたい人に合います。
| 項目 | おすすめ構成 |
|---|---|
| CPU | 国内で買いやすい構成ならRyzen AI 9 HX 370搭載GA403系を優先 |
| GPU | RTX 5060以上、できればRTX 5070搭載GA403WP |
| メモリ | 32GB以上 |
| ストレージ | 1TB〜2TB |
| 向いている人 | 小型Windows機でAI制作・開発・動画編集をしたい人 |
| 注意点 | GU405系は日本での発売・在庫確認が先決です。高負荷時の発熱・ファン音、バッテリー持ちはMacBook Proより不利になりやすいです。 |
ここでのポイントは、おすすめ対象を「スペック上の最新モデル」ではなく「国内で買いやすいG14」に寄せることです。GW中に購入してすぐ環境構築したいなら、GU405系の日本発売や在庫を待つより、GA403WPの在庫と納期を確認するほうが現実的です。
おすすめ5:Lenovo ThinkPad P1 Gen 8

最後は、Lenovo ThinkPad P1 Gen 8 です。これは万人向けというより、Linux、法人保守、堅牢性、キーボード、長期運用を重視する人向けの選択肢です。Lenovo ThinkPad P1 Gen 8のPSREFでは、Intel Core Ultra 5 / 7 / 9 Series 2、NVIDIA RTX PRO 1000 / 2000 Blackwell Generation 8GB GDDR7、最大64GB LPCAMM2、最大8TBストレージ、Thunderbolt 5、HDMI、SD Express 7.0、90Whバッテリー、約1.84kgからの筐体を掲げています。
Linuxまわりの表現は正確に書いておきたいところです。PSREF上では、Fedora Linux、Ubuntu Linux、Red Hat Enterprise Linux 10について記載があり、RHEL 10は「certified only」とされています。したがって、単に「認証予定」と書くより、Linux対応・認証状況はモデル構成や国内販売条件を確認したうえで判断すると表現するほうが安全です。
AIエージェント開発では、Linux環境、Docker、Python、ローカルサーバー、外部ディスプレイ、堅牢なキーボードが大事になる場面があります。ThinkPad P1 Gen 8は、まさにそのような「開発者寄りのワークステーション」です。
| 項目 | おすすめ構成 |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7以上 |
| GPU | RTX PRO 1000またはRTX PRO 2000 |
| メモリ | 32GB以上、長期利用なら64GB |
| ストレージ | 1TB以上、必要なら増設前提 |
| 向いている人 | Linux、Docker、法人利用、堅牢性、保守性を重視する人 |
| 注意点 | 同価格帯ならMacBookやASUS機のほうが制作性能・画面・コスパで魅力的に見える場合があります。 |
個人のAI制作ノートとしては少し玄人向けですが、仕事用として長く使うなら非常に堅実です。特に「会社でも使う」「WindowsとLinuxを両方見る」「キーボードと保守性を重視する」という人には、候補に入れる価値があります。ただし、日本での価格は高めに出やすいため、個人購入ならASUS ProArt P16やMacBook Proとの比較は必須です。
Windows重視なら、今すぐ買えるかを優先したい

今回の修正版で特に強調したいのは、Windows系モデルの「入手性」です。スペック表だけを見るとROG Zephyrus G14 GU405系は非常に魅力的ですが、2026年4月28日時点で日本市場での流通が確認しづらい場合、GW中に購入して環境構築する候補としてはリスクがあります。
| Windows候補 | 2026年4月時点の見方 | 参考価格・状況 |
|---|---|---|
| ASUS ProArt P16 H7606 RTX 5070構成 | 最も現実的なAI制作向けWindows機 | 449,800円からの表示あり |
| ROG Zephyrus G14 GA403WP | 14インチ軽量RTX機として現実的 | 最安値では約35万円台から購入可能 |
| ThinkPad P1 Gen 8 | 法人・Linux・保守重視なら有力 | 50万円台以上を見込むべき |
| ROG Zephyrus G14 GU405 | スペックは魅力的だが国内入手性に注意 | 日本発売・在庫の確認が先決 |
調べた結果WindowsでAI動画・画像生成・CUDA系ツールを重視するなら、現時点では ASUS ProArt P16 H7606 が最もわかりやすい候補です。14インチで持ち運びたいなら ROG Zephyrus G14 GA403WP が現実的です。業務用の堅牢性やLinux認証、法人保守を重視するなら ThinkPad P1 Gen 8 ですが、価格はかなり上がる前提で考える必要があります。
5台を用途別にまとめる

ここまでの5台を、今回の条件に合わせて整理すると次のようになります。
| 順位ではなく用途別 | 機種 | ベストな人 |
|---|---|---|
| 総合おすすめ | MacBook Pro 14インチ M5 Pro | AI開発、LP制作、資料作成、軽い動画を1台で快適にやりたい人 |
| 軽さ・価格重視 | MacBook Air M5 | ブラウザAI、Web制作、資料作成中心で、持ち運びを重視する人 |
| AI動画・画像生成重視 | ASUS ProArt P16 H7606 | WindowsでRTX、CUDA、動画編集、生成AI制作を重視する人 |
| 小型RTX機 | ASUS ROG Zephyrus G14 GA403系 | 14インチでローカルAI・動画・開発をこなしたい人 |
| 開発者・法人向け | Lenovo ThinkPad P1 Gen 8 | Linux、Docker、保守性、キーボード、堅牢性を重視する人 |
個人的な結論としては、最初の1台ならMacBook Pro 14インチ M5 Pro、予算を抑えるならMacBook Air M5 24GB以上、AI動画や画像生成を本格化したいならASUS ProArt P16 という選び方が一番わかりやすいかなと思いました。
私はこの構成で買おうかなと検討しています

私が今回の用途で実際に買うなら、第一候補は MacBook Pro 14インチ M5 Pro / 48GBメモリ / 1TB SSD です。理由は、AIエージェント開発、Web制作、資料作成、ライトな動画制作のすべてを無理なくこなせて、バッテリー、静音性、携帯性、画面品質のバランスが良いからです。
ただし、ローカルでComfyUIやStable Diffusion、動画生成、NVIDIA系AIツールを頻繁に使う予定が明確になれば、ASUS ProArt P16 / RTX 5070以上 / 64GB / 2TB を選ぼうかなと思います。反対に、外出先での作業が多く、動画制作はそこまで重くないなら、MacBook Air M5 / 24GBまたは32GB / 1TB でもかなり現実的かなとも思います。(結局現在も決めきれずに検討中)
失敗しにくい選び方
AI開発用ノートブックでは、CPUの細かなグレード差よりも、メモリとストレージの余裕が効きます。2026年に買うなら、できれば 32GB以上・1TB以上 を基準にしておくと、数年後も使いやすいです。さらにGW中に買うなら、Windows系モデルは必ず国内在庫と納期まで確認しましょう!
ゴールデンウィークは、たっぷり時間を使って新しい環境を整えるにはちょうど良いタイミングです。ノートブックを選び、開発環境を入れ、AIエージェントのテンプレートを作り、LP制作や資料作成のワークフローまで整えておけば、連休明けからかなり強い制作環境で走り出せます。
ぜひ皆さんも新しいPCをご検討してみてはいかがでしょうか。

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