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SEO対策の依頼先の選び方|費用相場と失敗しない発注のしかた

SEO対策の依頼先は5種類あり、得意なことが違います。費用の相場、見積もりで確かめる6項目、依頼を受ける側から見た「うまくいかない発注」まで、SEO会社の立場から解説します。

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SEO対策の依頼先の選び方。目的を決める、依頼先を選ぶ、見積もりを確かめるの3つの流れを示した図

この記事の要点

  • SEO対策は、依頼したほうがよいのか
  • 依頼先は5種類あります
  • 費用の相場と、何にお金がかかっているのか

SEO対策を外部に依頼したい。けれど、どこに頼めばよいのか、いくらかかるのかが分からない。そう感じている方に向けて書いています。

SEOは、依頼先によって届くものが大きく変わります。同じ「SEO対策」という名前でも、記事を書くだけの会社もあれば、サイトの作りから手を入れる会社もあります。ここを取り違えると、お金を払ったのに何も変わらないということが起こります。

この記事では次のことが分かります。

  • 自社でやるべきか、依頼すべきかの分かれ目
  • 依頼先は5種類あり、それぞれ何が得意か
  • 費用の相場と、何にお金がかかっているのか
  • 依頼を受ける側から見た、うまくいかない発注のしかた
  • 見積もりで必ず確かめる6つの項目

私たちデジタルレクリムは、SEOのご依頼を受ける側です。うまくいったご依頼だけでなく、途中で止まってしまったご依頼も見てきました。その両方を書きます。

SEO対策は、依頼したほうがよいのか

まずここから決めてください。すべての会社が依頼すべきというわけではありません。

自社で進めたほうがよい場合

  • 社内に、記事を書ける人が継続して時間を取れる
  • サイトの中身を自分たちで直せる(管理画面を触れる)
  • 扱っている商品やサービスが専門的で、外部の人には書けない
  • まだ月に数万円しか使えない

とくに最後の点は大切です。月に数万円のSEO費用で成果が出ることは、まずありません。その金額しか用意できない段階なら、自社で記事を書きながら力をつけるほうが、結果的に早く進みます。

依頼したほうがよい場合

SEO対策を依頼したほうがよい5つの合図:01 何から手をつければよいか分からない/02 半年以上、順位も流入も動いていない/03 作り直したあと検索からの流入が落ちた/04 書ける人はいるが何を書くか決められない/05 競合が上に居て理由が分からない

「書いているのに動かない」というご相談は、とても多くいただきます。この場合、記事の本数ではなく、狙っている言葉の選び方か、サイトの作りのどちらかに原因があります。自分たちだけで見つけるのは難しい部分です。

依頼先は5種類あります

SEO対策の依頼先5種類の比較図

「SEO会社」とひとくくりにされがちですが、実際には性格の違う5種類があります。

依頼先 得意なこと 費用の目安(月額) 向いている会社
SEO専業の会社 順位の分析、サイトの作りの改善、方針づくり 15万〜50万円 本気で検索から集めたい会社
総合の広告代理店 広告と合わせた全体の設計 20万〜80万円 広告も同時に回している会社
ホームページ制作会社 サイトの作り直しと合わせた対応 5万〜20万円 サイトを作り直す予定がある会社
フリーランス 記事の執筆、特定の作業 3万〜15万円 やることが決まっている会社
クラウドソーシング 記事を安く数多く用意する 1記事 5千〜3万円 原稿の量が要る会社

安さだけで選ぶと、何が起きるか

月5万円以下のSEO費用で提供できることは、実際にはかなり限られます。担当者が使える時間で考えると分かりやすいと思います。

月5万円なら、担当者が動けるのは月に数時間です。その時間で、分析し、方針を決め、記事の指示を出し、成果を見て報告するのは、現実には難しい。だからどこかが薄くなります。多くの場合、薄くなるのは分析と方針で、残るのは「記事を納品する」という作業だけになります。

記事だけが毎月届いて、順位は動かない。ご相談でよくうかがう状況です。

費用の相場と、何にお金がかかっているのか

少ない予算でのSEO対応に追われる担当者
依頼のしかた 費用の目安 中身
月額のコンサルティング 月15万〜50万円 分析、方針づくり、指示、報告。実作業は含む場合と含まない場合がある
サイト診断(1回) 10万〜50万円 サイトの作りと競合を調べ、課題と手順を出す
記事の制作 1本 2万〜10万円 調査、構成、執筆、入稿。文字数より調査の深さで変わる
サイトの作りの改善 20万〜100万円 表示速度、内部リンク、構造化データなどの実装

「成果報酬」はどう考えるか

順位が上がったときだけ費用が発生する形です。一見すると安全に見えますが、注意する点があります。

  • 対象の言葉を誰が決めるのか。競合の少ない言葉ばかり選ばれると、順位は上がっても問い合わせは増えません
  • 順位を測る場所と方法。測り方によって数字は変わります
  • 解約したあとに、施策が残るのか。外部リンクに頼った方法だと、解約と同時に元に戻ることがあります

成果報酬そのものが悪いわけではありません。対象の言葉を自社で決められるかを、契約の前に必ず確かめてください。

依頼できる作業の中身

SEO対策の作業内容4分類の図解

SEO対策と呼ばれるものは、大きく4つに分かれます。見積書に何が含まれているかを、この4つで確かめると分かりやすくなります。

種類 やること 効き方
調査と方針 検索される言葉を調べ、どのページで何を狙うかを決める ここを誤ると、あとの作業が全部無駄になります
コンテンツ 記事を書く、既存の記事を書き直す 数か月かけてじわじわ効きます
サイトの作り 表示速度、内部リンク、構造化データ、重複の整理 直した直後に動くことがあります
外部からの評価 他のサイトから紹介される状態をつくる 最も時間がかかります

ここで一つだけ申し上げておきたいことがあります。お金を払って外部リンクを買うことは、おすすめしません。短期的に動くことはありますが、検索エンジン側の判断が変わったときに、まとめて評価を落とします。私たちは実際に、買ったリンクが原因で流入を失ったサイトのご相談を受けたことがあります。

依頼を受ける側から見た、うまくいかない発注

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。依頼先の良し悪しよりも、発注のしかたで結果が決まることがあります。

うまくいかない発注の5つの型:01 目的が順位を上げることだけになっている/02 決裁者が打ち合わせに出てこない/03 サイトを触る権限がもらえない/04 成果を測る仕組みがないまま始める/05 短い期間で結果を求めすぎる

1. 目的が「順位を上げること」だけになっている

順位は手段であって、目的ではありません。「どの言葉で何位に」よりも、「どんな人に、何を問い合わせてほしいのか」が決まっているかどうかで、選ぶ言葉が変わります。

検索数の多い言葉で1位を取っても、その言葉を打つ人が買う気のない人であれば、問い合わせは増えません。実際によくあることです。

2. 決裁者が打ち合わせに出てこない

SEOは、サイトの中身を変える作業です。ページを増やす、見出しを変える、料金の見せ方を変える。どれも決裁が要ります。

担当者の方だけが窓口で、社内で決裁が下りるまでに何週間もかかる。この状態が続くと、提案が積み上がるだけで何も変わりません。最初の打ち合わせだけでも、決める方に同席していただけると、その後の速度が大きく変わります。

3. サイトを触る権限がもらえない

サーチコンソール、アクセス解析、サイトの管理画面、サーバー。この4つのいずれかが渡されないと、できることが一気に減ります。

とくにサーチコンソールは、いま何の言葉で見られているか、どのページが検索に載っていないかを知るための、確かな情報源です。ここが見られないままの提案は、推測になります。

制作を別の会社が担当していて権限が渡せない、という事情はよくあります。その場合は、最初にその前提を共有してください。できることの範囲が変わります。

4. 成果を測る仕組みがないまま始める

問い合わせが何件来たか、どのページから来たかを記録していない。この状態で始めると、半年後に「効果があったのか分からない」ということになります。

順位や流入の数字は測れても、それが商売にどうつながったかは、測る仕組みがなければ分かりません。始める前に、フォームの送信を記録する設定だけは済ませておくことをおすすめします。

5. 短い期間で結果を求めすぎる

SEOは、動き始めるまでに時間がかかります。新しく作ったページが検索に載り、順位が定まるまでに3か月から6か月を見ておく必要があります。

「3か月で結果が出なければ解約」という条件のご依頼は、正直に申し上げると、お互いにとって良い結果になりにくいです。短期で動かそうとすると、無理のある手段に寄りやすくなるためです。

見積もりで必ず確かめる6つの項目

デジタルレクリムへのSEO相談を検討する経営者

見積書を受け取ったら、次の6つを確かめてください。どれも、あとから揉めやすいところです。

確かめること なぜ
1 対象の言葉を誰が決めるのか 依頼先が決めると、取りやすい言葉に寄ることがあります
2 記事の執筆は含まれるか、別料金か 「コンサルティング」に執筆が含まれない契約は多いです
3 サイトへの実装は誰がやるのか 提案だけで、直すのは自社という契約があります
4 外部リンクの獲得方法 買ったリンクを使う会社は避けてください
5 報告の頻度と中身 順位の一覧だけの報告では、次に何をするかが分かりません
6 契約期間と、解約したあとに残るもの 記事の権利がどちらに残るかを確かめてください

とくに4番は、必ず聞いてください

「被リンクを◯本つけます」という提案を受けたら、どこからのリンクなのかを必ず確かめてください。訪問者のいないサイトから機械的につけられたリンクは、評価につながらないだけでなく、害になることがあります。

依頼する前に、自社で決めておくこと

次の3つが決まっていると、最初の打ち合わせから話が進みます。

依頼する前に自社で決めておく3つのこと:01 誰に問い合わせてほしいのか/02 いくらまで使えるのか/03 社内で誰が動けるのか

この3つが決まっていないまま相見積もりを取ると、各社バラバラの提案が出てきて、比べようがなくなります。

よくあるご質問

ご相談者

Q1. 依頼してから、どれくらいで結果が出ますか

担当者

A1. サイトの状態によりますが、3か月から6か月が目安です。既にあるページを直す場合は、1か月ほどで動くこともあります。新しく作る場合は、検索に載るまでの時間が必要です。

ご相談者

Q2. 順位を保証してもらえますか

担当者

A2. 順位を保証することはできません。検索の順位は検索エンジン側が決めるもので、外部から確約できる性質のものではないためです。順位を保証する提案には、ご注意ください。

ご相談者

Q3. 記事だけを頼むことはできますか

担当者

A3. できます。ただし、何の言葉を狙うかが決まっていることが前提です。そこが決まっていない状態で記事だけを増やしても、成果につながりにくくなります。

ご相談者

Q4. 制作会社が別にいますが、SEOだけ頼めますか

担当者

A4. 可能です。その場合、サイトを直す作業は制作会社に依頼していただくことになります。誰がどこを直すのかを、最初に決めておくと滞りません。

ご相談者

Q5. 途中で解約できますか

担当者

A5. 契約によります。最低契約期間が定められている場合が多いため、契約書で必ず確かめてください。あわせて、解約後に記事やデータが自社に残るかもご確認ください。

まとめ

SEO対策の依頼で大切なことを、もう一度整理します。

  • 依頼先は5種類あり、得意なことが違います。安さだけで選ばない
  • 費用は、担当者が使える時間に比例します。月5万円以下でできることは限られます
  • 見積書は「調査と方針」「コンテンツ」「サイトの作り」「外部からの評価」の4つで見る
  • 買った外部リンクを使う会社は避ける
  • 発注する側の準備(目的、決裁、権限、測る仕組み)で結果が変わります
  • 結果が見えるまで、3か月から6か月を見ておく

私たちデジタルレクリムは、サイトの制作からSEO、広告までを社内で行っています。提案だけでなく、実際に直すところまでお引き受けできるのが特徴です。代表の中村はSEOに20年携わってきました。

いまのサイトがどういう状態なのか、何から手をつけるべきなのかだけでも知りたい、というご相談も歓迎します。SEO対策・SEOコンサルティングのサービス内容もあわせてご覧ください。

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著者:デジタルレクリム株式会社 代表取締役 | AIマーケティング専門家

中村匠吾(なかむら しょうご)は、デジタルマーケティングとAI活用を専門とする経営者。20代前半からウェブ制作業界でキャリアを積み、デジタルレクリム株式会社を設立。「デジタルの力で企業と顧客を結ぶ」を理念に、AI・ChatGPTを活用したマーケティング手法で企業のDX推進を支援。2024年11月、著書『もしも、Chat-GPTがあなたの仕事の悩みを解決してくれたら ~杏奈と探る、AIとの付き合い方~』(デザインエッグ社)を出版。

著者:デジタルレクリム株式会社 代表取締役 | AIマーケティング専門家をフォローする

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