メルマガを始めたい、または今の配信サービスを見直したい。けれど、サービスが多すぎて、どれを選べばよいのかが分からない。料金の表を並べても、配信数の数え方や初期費用がばらばらで比べにくい——そういう方に向けて書いています。
先にお伝えしておくと、メルマガ配信サービスは「何のために配信するのか」で3つの型に分けると、ぐっと選びやすくなります。
この記事では次のことが分かります。
- メルマガ配信サービスの3つの型と、それぞれに向いている会社
- 主な15サービスの料金と特徴(2026年9月に各社の公式サイトで確かめた内容です)
- メールを迷惑メールにされないために必要なこと(Gmailと米Yahooの送信者のルール)
- サービスを選ぶときに確かめる5つのこと
私たちデジタルレクリムは、お客様のメルマガの制作や、配信の仕組みづくりをお手伝いしています。どのサービスとも提携はしておらず、料金は各社の公式ページに載っている内容だけを載せています。
メルマガ配信サービスは、3つの型に分かれる
| 型 | 得意なこと | 向いている会社 |
|---|---|---|
| 手軽に始める型 | 月数千円から、画面の操作だけでメルマガを作って送れる | これからメルマガを始める/配信先が数千件まで |
| 営業・マーケティング型 | 誰がメールを開いたか、どのリンクを押したかを追い、営業につなげる | BtoBで見込み客を育てたい/営業部門と連携したい |
| 大量配信・システム連携型 | 自社のシステムからAPIで大量のメールを速く送る | 会員向けの通知や、数十万件以上の配信がある |
まず自社がどの型かを決めてから、その型の中で比べてください。型が違うサービス同士を料金だけで比べても、正しく選べません。
主なメルマガ配信サービス15選|料金と特徴
内容は2026年9月に各社の公式サイトで確かめたものです。料金は改定されることがあるため、申し込む前に必ず各社のサイトで最新の料金を確かめてください。「税別」「税込」は公式サイトの表記に合わせています。表記がないものは、そのまま載せています。
手軽に始める型
| サービス | 月額の目安 | 初期費用 | お試し | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ブラストメール | 4,000円〜(税抜・5,000件まで) | 10,000円(1年契約で半額) | 7日間 | 導入社数27,000社以上。配信数は無制限。Gmailのワンクリック解除に対応 |
| める配くん | 2,380円〜(税抜) | 1年契約は0円(キャンペーン中) | 2週間 | 最低契約3か月。SPF・DKIMは全プラン標準 |
| オートビズ | 3,520円〜(税込・月払)/年間契約なら月2,934円 | 11,000円 | 実質初月無料 | ステップメールに強い。Gmailの送信者ガイドラインへの対応を明記 |
| Benchmark Email | 無料(500件・月2,500通まで)/有料は1,600〜1,900円〜 | 0円 | 無料プランあり | 日本語のサポートあり。世界50万社以上が利用 |
| Mailchimp | 無料(250件・月500通まで)/有料は1,300円〜(公式サイトの円表示) | — | 有料プランに14日間 | 世界的に使われている。管理画面に日本語はない |
営業・マーケティング型
| サービス | 月額の目安 | 初期費用 | お試し | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 配配メール | 要問い合わせ | 要問い合わせ | あり | 導入実績10,000社超。複数のIPアドレスで分散して配信 |
| 配配メール Bridge | 要問い合わせ | 要問い合わせ | あり | 見込みの高い相手の抽出や、Webサイトへの来訪の通知など、営業向けの機能。最低利用12か月 |
| WEBCAS e-mail | 10,000円〜 | 30,000円〜 | あり | シリーズ導入実績12,000社超。ワンクリック解除のヘッダーを標準で付与 |
| Cuenote FC | 5,000円〜 | 30,000円〜 | あり | 毎時1,300万通の配信性能。最低利用期間6か月 |
| WiLL Mail | 4,000円〜(税別) | 不要 | 約2週間 | 累計導入社数3,100社以上。スマートフォン向けのメールを画面の操作で作れる |
| Synergy! | 36,000円〜(税別・顧客管理とメール配信のセット) | 148,000円(税別) | 14日間 | 顧客データの管理と一体。配信の時間帯を制御できる |
| Account Engagement(Salesforce・旧Pardot) | 150,000円〜(年間契約) | — | — | Salesforceと一体で、BtoBの見込み客を育てる。上位版は月330,000〜1,800,000円 |
大量配信・システム連携型
| サービス | 月額の目安 | 初期費用 | お試し | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SendGrid(国内代理店:構造計画研究所) | 3,000円〜(税抜・月5万通) | 0円 | 60日間(1日100通まで) | APIで自社のシステムから送る。無料プランは終了し、無料のお試しに変わった |
| アララ メッセージ | 9,980円〜(月5万通) | 公式で確認 | 30日間(1日100通まで) | 毎時100万通。テンプレート150種類以上。配信APIが基本料金に含まれる |
| ベアメール(メールリレー) | 5,000円〜(税別・月1万通) | 50,000円(税別・1万通プラン) | あり(利用前に必須) | 自社のサーバーからのメールを中継して届けやすくする。1時間あたり約500万通以上 |
迷惑メールにされないために|Gmailと米Yahooの送信者のルール
2024年2月から、GoogleのGmailと米国のYahoo(Yahoo Mail)は、メールを送る側に守ってほしいルールを定め、守っていないメールを迷惑メールにしたり、受け取らなかったりするようになりました。メルマガを送るなら、使う配信サービスがこのルールに対応しているかが大切です。
| 対象 | 求められること |
|---|---|
| すべての送信者 | 送信ドメイン認証(SPFかDKIM)を設定する/迷惑メールとして報告される割合を0.3%未満に保つ/暗号化した接続(TLS)で送る |
| 大量に送る送信者 (Gmailでは1日5,000件以上) |
SPFとDKIMの両方に加えて、DMARCを設定する/送信者のドメインと認証のドメインをそろえる/メルマガなどにはワンクリックで配信停止できる仕組みを付ける |
米国のYahooは、配信停止の申し出を2日以内に反映することも求めています。出典:Gmail メール送信者のガイドライン、Yahoo Sender Best Practices
SPF・DKIM・DMARCは、「このメールは確かにこの会社から送られたものです」と受け取る側に証明する仕組みです。多くの配信サービスが設定を用意していますが、自社のドメインの設定(DNSの設定)は自社で行う必要があることがほとんどです。申し込む前に、設定の手伝いがあるかも確かめてください。
サービスを選ぶときに確かめる5つのこと
料金は「配信先の件数」と「配信数」の両方で比べる
メルマガ配信サービスの料金は、登録できる宛先の件数で決まるものと、月に送れる通数で決まるものがあります。月額が安く見えても、自社の宛先の件数や配信の回数に当てはめると高くなることがあります。
比べるときは、「宛先◯件に、月◯回送る」という自社の条件を決め、その条件で各社の料金を計算してください。初期費用と最低契約期間も含めて、1年間の総額で比べるのが確実です。
よくある質問
Q1. 無料で使えるメルマガ配信サービスはありますか?
A1. あります。Benchmark Emailは宛先500件・月2,500通まで、Mailchimpは宛先250件・月500通まで無料で使えます(2026年9月時点)。配信先が少ないうちは無料プランで始め、増えてきたら有料に切り替える方法もあります。
Q2. Gmailやパソコンのメールソフトから一斉送信してはいけませんか?
A2. おすすめしません。まとめて送ると迷惑メールと判断されやすく、送信の上限にもかかります。配信停止の仕組みもないため、受け取る側のルールも守れません。宛先が数十件を超えるなら、配信サービスを使ってください。
Q3. メルマガの到達率を上げるには、どうすればよいですか?
A3. まずSPF・DKIM・DMARCの送信ドメイン認証を設定し、ワンクリックで配信停止できるようにします。そのうえで、長く反応のない宛先や、届かなくなった宛先を定期的に整理してください。迷惑メールとして報告される割合を低く保つことが大切です。
Q4. 料金は何で決まりますか?
A4. 登録する宛先の件数で決まるものと、月に送る通数で決まるものがあります。自社の宛先の件数と配信の回数を当てはめて計算し、初期費用と最低契約期間を含めた1年間の総額で比べてください。
Q5. ステップメールを送りたいのですが、どれがよいですか?
A5. 登録した日から順番にメールを送るステップメールは、オートビズのようにステップメールを得意とするサービスや、営業・マーケティング型のサービスが向いています。無料のお試しで、設定のしやすさを確かめてください。
Q6. 配信サービスの乗り換えはできますか?
A6. できます。宛先の一覧は多くのサービスでCSVファイルとして書き出せます。乗り換えるときは、配信停止を申し出た人の一覧も必ず引き継いでください。停止した人に送ってしまうと、迷惑メールとして報告される原因になります。
まとめ
メルマガ配信サービスを選ぶときに、大切なところをもう一度整理します。
- まず手軽に始める型・営業マーケティング型・大量配信型のどれかを決める
- 料金は宛先の件数と配信数の両方で、初期費用と最低契約期間を含めた1年間の総額で比べる
- 大量に配信するなら、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)とワンクリックの配信停止への対応が欠かせない
- 無料のお試しで、実際に自社の宛先へ届くかを確かめてから決める
- 料金は改定されることがある。申し込む前に公式サイトで最新の料金を確かめる
私たちデジタルレクリムは、メルマガの原稿やHTMLメールの制作、配信の仕組みづくりをお手伝いしています。「どのサービスが自社に合うか分からない」という段階からのご相談も歓迎します。























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