ホームページのリニューアル、見積もりを取る前に相場感をつかんでおきたいですよね。
「新規制作とは何が違うのか」も気になるところです。
この記事では規模別の費用相場と、リニューアル特有のリスクまでまとめてお伝えします。
ホームページリニューアルの費用相場は、小規模サイトで30万〜100万円、中規模の企業サイトで100万〜300万円、大規模サイトやシステム連携がある場合は300万円以上が目安です。ページ数や既存コンテンツの移行量、機能追加の有無によって金額は大きく変わります。
正直に言うと、私たちも過去に痛い思いをしたことがあります。あるクライアントのリニューアル案件で、旧URLから新URLへの301リダイレクト(検索エンジンとユーザーを自動で新しいページへ案内する設定)の一部を設定し忘れたまま公開してしまい、公開から2週間で検索流入が約4割減少しました。原因調査と復旧に5日ほどかかり、クライアントにも大変ご心配をおかけしました。この経験から、移行前後の確認フローを社内で明文化し、以来同様の事故は起きていません。本記事ではその確認項目も具体的にお伝えします。
ホームページリニューアルの費用相場はいくら?【規模別の早見表】

結論から言うと、リニューアル費用はサイトの規模と作業範囲で決まります。小規模なコーポレートサイトなら30万〜100万円、問い合わせやコンテンツを多く抱える中規模サイトなら100万〜300万円、予約システムや会員機能を伴う大規模サイトなら300万円を超えるケースが多いです。
まずは規模別の目安を一覧で確認してみましょう。
| サイト規模 | ページ数目安 | 費用相場 | 主な作業内容 |
|---|---|---|---|
| 小規模サイト | 5〜10ページ | 30万〜100万円 | デザイン刷新、スマホ対応、既存コンテンツの一部移行 |
| 中規模サイト | 10〜30ページ | 100万〜300万円 | 構造の見直し、CMS導入、問い合わせフォーム改修、SEO設計 |
| 大規模サイト | 30ページ以上 | 300万円〜 | 多言語対応、予約・会員機能の追加、基幹システム連携 |
この金額感は、ゼロから作る新規制作費用ともおおむね重なります。ただしリニューアルの場合は、既存コンテンツの精査や旧URLの扱いといった「移行作業」が上乗せされる点が違いです。新規制作の費用相場や依頼先ごとの違いについては、ホームページ制作費用の相場は?依頼先別の早見表と会計処理まで解説で詳しく整理しています。
概算費用だけでも知りたい方は、Web制作・SEOのサービス詳細から見積もり相談も受け付けています。
なぜリニューアルは新規制作より費用がブレやすいのか?
リニューアルの見積もりが制作会社によって大きくばらつくのは、既存コンテンツの移行量とシステムの複雑さが会社ごとに評価基準が違うためです。新規制作であれば「ゼロから何を作るか」だけを見積もればよいのですが、リニューアルは「今あるものをどう引き継ぐか」という判断が加わります。
費用を左右する主な要素は、次の4つです。
▼費用を左右する4つの要素
ページ・ボリューム
既存ページ数が多いほど、移行とデザイン適用の工数が増えます。
既存データの移行
過去記事やお客様の声など、資産性の高いコンテンツの移行可否で工数が変わります。
デザインの作り込み
テンプレート活用か、完全オリジナルデザインかで費用差が大きく出ます。
機能追加の有無
予約システムやECカート、会員機能の追加は別途開発費がかかります。
特に既存データの移行は見落とされがちです。「全ページそのまま移す」のか「使えるページだけ厳選する」のかを最初に決めておかないと、見積もり後に追加費用が発生しやすくなります。次の章では、この移行作業でもっとも事故が起きやすいポイントをお伝えします。
【自社の失敗から学んだ】リニューアルで検索順位を落とす最大の原因と防ぎ方

リニューアルで検索順位や流入が落ちる原因の9割は、URLの付け替え忘れです。デザインが新しくなっても、検索エンジンが認識していた旧URLへのリダイレクト設定が漏れていると、それまで積み上げた評価がリセットされてしまいます。
冒頭でお伝えした弊社の事例を、もう少し詳しくお話しします。あるクライアントのサイトで、ブログ記事のURL構造を「/blog/記事名」から「/column/記事名」へ変更するリニューアルを行いました。301リダイレクトの設定自体は行っていたのですが、CMS移行時に生成されたURL一覧の一部に抜け漏れがあり、アクセス数の多かった記事10本のうち2本のリダイレクトが反映されていませんでした。
公開から2週間が経過したタイミングで、クライアントから「問い合わせが減っている気がする」と連絡をいただき、Search Console(Googleが提供する検索パフォーマンス確認ツール)を確認したところ、該当ページのクリック数がゼロに近い状態になっていました。原因特定とリダイレクト再設定、Googleへの再クロール依頼までに5日を要し、流入が完全に戻るまでさらに1か月ほどかかりました。
この経験から、私たちはリニューアル公開前に必ず確認するチェックリストを整備しました。これからリニューアルを検討する方にも、ぜひ参考にしていただきたい項目です。
- 既存ページのURL一覧を、サイトマップやクロールツールを使って漏れなく洗い出したか
- 新サイトでURL構造が変わる場合、すべての旧URLに対して301リダイレクトを設定したか
- リダイレクト設定後、Search Consoleのカバレッジレポートでエラーが出ていないか確認したか
- 旧サイトでアクセス数・被リンクの多いページを優先的にリストアップし、個別に動作確認したか
- 公開直後は画像やPDFなど、ページ以外のファイルのリンク切れも確認したか
- 公開後1〜2週間は検索順位・流入データを毎日モニタリングし、異常があればすぐ対応できる体制を組んだか
- 旧サイトのタイトルやメタディスクリプションに相当する情報を、新サイトでも引き継いだか
URLの移行については、Google Search Centralが公式に移行手順のガイドを公開しています。制作会社に依頼する場合でも、このチェックリストを元に「誰が・いつ・どの項目を確認するか」を契約前にすり合わせておくことを強くおすすめします。
正直、デザインの打ち合わせばかりに時間を使い、URL移行の確認が後回しになっているプロジェクトを何度も見てきました。見た目の刷新と同じくらい、裏側の移行計画に時間をかける価値があります。
ホームページリニューアル費用の内訳と見積書の見方

見積書を受け取ったとき、何にいくらかかっているのか分からず困った経験はありませんか。リニューアル費用の見積書は、一般的に「設計」「デザイン」「構築」「コンテンツ」「保守」の5項目で構成されます。
それぞれの内訳と相場をまとめました。
| 項目 | 相場目安 | 内容 |
|---|---|---|
| ディレクション費(進行管理費) | 総額の10〜20% | 要件定義、スケジュール管理、各工程間の調整 |
| デザイン費 | 10万〜80万円 | トップページ・下層ページのデザイン作成 |
| コーディング・構築費 | 10万〜100万円 | HTML/CSS実装、CMS設定、スマホ対応 |
| コンテンツ制作費 | 1ページ3万〜10万円 | 原稿作成、写真・画像の用意、既存コンテンツの移行 |
| 保守・運用費 | 月1万〜5万円 | 公開後の更新代行、サーバー・セキュリティ管理 |
ディレクション費は「進行管理費」と言い換えるとイメージしやすいかもしれません。プロジェクト全体の舵取りをする人件費で、総額の一定割合として計上する会社が多いです。コンテンツ制作費は、既存ページの文章をそのまま使うのか、書き直すのかで大きく変わるため、見積もり時に必ず確認しておきたいポイントです。
自社の場合はいくらかかるか、具体的に知りたい方は無料相談で概算をお出しすることも可能です。
リニューアルと部分改修、どちらを選ぶべき?
結論から言うと、デザインや一部機能への不満だけなら部分改修で十分なケースが多く、サイト構造やコンセプトごと見直したい場合はリニューアルが基本です。両者は費用も工数もまったく違うため、まず「何を変えたいのか」を言語化することが先決です。
判断の目安は次の通りです。
▼改修かリニューアルかの判断ポイント
トップページの印象
古さが気になる程度なら改修、ブランドごと変えたいならリニューアルを検討します。
サイト構造
ページの整理だけなら改修、情報設計からやり直すならリニューアルです。
スマホ対応
未対応ならリニューアル相当の作業が必要になることが多いです。
CMSの有無
更新しづらいシステムの刷新は、リニューアルで対応します。
目的の変化
採用強化やEC化など事業目的が変わった場合はリニューアルが基本です。
費用感の違いも見ておきましょう。
| 対応内容 | 費用目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 部分改修 | 数万〜30万円 | デザインの一部修正、文言更新、画像差し替え |
| 全面リニューアル | 30万円〜 | サイト構造の見直し、CMS刷新、ブランディング変更 |
迷ったときは、まず「今の課題が表面的なものか、構造的なものか」を切り分けてみてください。表面的な不満であれば、改修のほうが費用もスピードも抑えられます。
ホームページリニューアル費用は経費?資産?勘定科目をやさしく解説

リニューアル費用の会計処理は、既存サイトの原状回復レベルの修正であれば「広告宣伝費」として一括で経費計上できるケースが多いです。一方、予約システムの新規導入など機能追加を伴う場合は、ソフトウェアとして資産計上し、減価償却する必要が出てきます。
この判断は、税務上の取り扱いが個別の状況によって変わるため、ここでは要点のみお伝えします。詳しい判定基準は国税庁の資料を参照いただくか、顧問税理士に確認することをおすすめします。
なお、リニューアル費用の一部は、小規模事業者持続化補助金など公的な補助制度の対象になる場合があります。公募要件や上限額は年度ごとに変わるため、最新情報は中小企業庁の公募ページで確認してください。
勘定科目の判定についてさらに詳しく知りたい方は、ホームページ制作費用の相場は?依頼先別の早見表と会計処理まで解説で詳しく解説しています。
リニューアル費用を抑える3つの方法

リニューアル費用を抑えるコツは、全面刷新にこだわらず段階的に進めること、デザインテンプレートを活用すること、自社でできる作業を切り分けることの3つです。
- 段階的リニューアル:トップページだけ先に刷新し、下層ページは半年〜1年かけて順次移行する方法です。一度に発生する費用を分散できます
- テンプレートの活用:完全オリジナルデザインではなく、実績のあるテンプレートをベースにカスタマイズすると、デザイン費を抑えられます
- 作業の切り分け:原稿作成や写真撮影を自社で担当し、制作会社にはコーディングとデザインだけを依頼する分担も有効です
どの方法も、最初に「予算の上限」と「絶対に譲れない要件」を決めておくと、見積もり時の交渉がスムーズになります。
リニューアル後に問い合わせが増えない時に見直すべきこと

デザインを新しくしたのに問い合わせが増えない場合、原因の多くは問い合わせフォームの使いにくさにあります。見た目がどれだけ洗練されても、入力項目が多すぎたり、エラー表示が分かりにくかったりすると、途中で離脱されてしまいます。
この入力フォームの使いやすさを改善する取り組みをEFO(エントリーフォーム最適化。フォームの入力完了率を高める施策)と呼びます。項目数の見直しや入力補助の追加など、具体的な改善策はホームページの問い合わせを増やす方法|今のアクセスのままCVRを上げる9施策【2026年版】で9つの施策として詳しく解説しています。
リニューアルのタイミングでフォームの見直しまで含めて設計しておくと、後から追加で改修する手間を省けます。
まとめ
ホームページリニューアルの費用相場は、小規模サイトで30万〜100万円、中規模で100万〜300万円、大規模で300万円以上が目安です。規模や既存コンテンツの移行量によって金額は変わるため、早見表を参考に自社の条件に近い水準を把握しておきましょう。
費用と同じくらい重要なのが、URLの付け替え忘れによる検索順位の毀損を防ぐことです。弊社が実際に経験した事故のように、リダイレクト設定の漏れは公開後数週間で問い合わせ減少という形で表面化します。移行前のチェックリストを必ず確認してから公開してください。
リニューアルで失敗しないためには、デザインだけでなく移行計画を含めた事前設計が欠かせません。デジタルレクリムのWeb制作・SEOサービスでは、URL設計から移行後のSEOモニタリングまで一貫してサポートしています。費用感やスケジュールについて相談したい方は、無料相談はこちらからお気軽にお問い合わせください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ホームページの更新費用はどのくらいかかりますか?
A1. 文言修正や画像差し替えなど軽微な更新なら1回数千円〜数万円が目安です。CMS未導入のサイトで業者に都度依頼する場合は1ページあたり1万〜3万円程度かかりますが、自社でCMS更新できる体制があれば追加費用はかかりません。
Q2. ホームページを毎月維持する費用はいくらですか?
A2. サーバー代が月500円〜3,000円程度、ドメイン代が年2,000円前後、保守契約を結ぶ場合は月額1万〜5万円が相場です。更新作業の頻度や内容によって変動します。
Q3. ホームページ1ページを作る費用はどのくらいですか?
A3. テンプレートを使った簡易なページなら1ページ3万〜5万円、デザインから作り込む場合は5万〜15万円程度が目安です。原稿作成や写真撮影を依頼する場合は別途費用がかかります。
Q4. リニューアル費用は分割払いできますか?
A4. 多くの制作会社では着手金・中間金・納品時の3回に分けた支払いに対応しています。契約前に支払いスケジュールを確認しておくと資金計画が立てやすくなります。
Q5. リニューアルにかかる期間はどれくらいですか?
A5. 小規模サイトで1〜2か月、中規模の企業サイトで2〜4か月が目安です。大規模でシステム連携がある場合は半年以上かかるケースもあり、既存コンテンツの移行量によっても期間は変わります。
Q6. リニューアル費用を補助金でまかなうことはできますか?
A6. 小規模事業者持続化補助金など、Webサイト制作・改修が対象になる制度があります。公募要件や上限額は年度ごとに変わるため、最新の公募要項を中小企業庁や商工会議所のサイトで確認してください。
Q7. 古いホームページをそのまま放置するリスクはありますか?
A7. スマホ表示が崩れる、SSL未対応で警告が出る、情報が古く信頼を損なうなど、[問い合わせ](https://www.digital-reclame.co.jp/contact/)や採用応募の機会損失につながるケースが多いです。セキュリティ面のリスクも年々高まっているため、早めの見直しをおすすめします。
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